2021-06-01 第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
再生された人工干潟では、生物がおらずに、水が濁っている。一方、自然海岸、天然干潟は、生物の多様性が高くて海水もきれいであるということです。 人工で造った、埋立て、人工で造成した干潟はなかなか生き物はすまないのではないかとの指摘に対して、環境局長からは、確かに、人工構造物につきましては、それを造ったときすぐにそこに生物相ができるということは難しいとの答弁でありました。
再生された人工干潟では、生物がおらずに、水が濁っている。一方、自然海岸、天然干潟は、生物の多様性が高くて海水もきれいであるということです。 人工で造った、埋立て、人工で造成した干潟はなかなか生き物はすまないのではないかとの指摘に対して、環境局長からは、確かに、人工構造物につきましては、それを造ったときすぐにそこに生物相ができるということは難しいとの答弁でありました。
それで、このレポート、さらに、さらに人工干潟では、ところどころ砂で踏み抜いて体が埋まってしまう。一体どうしてこんなことが起こるのだろうか。人工干潟を造った国交省港湾事務所の人の話によると、この人工干潟に使われた土砂は、近くの徳山港の航路しゅんせつした海底のヘドロだという。海岸にしゅんせつしたヘドロを入れて、人工干潟を造ったということらしい。
この先生が紹介されているのは、山口県周南市の大島地区に広がる人工干潟、大島干潟の現地調査の結果です。まあ十年前ですから、その後更に事業は進んでいるんですけれども。 人工干潟には白い砂が敷き詰められて、遠くまで浅場になって海水浴には良い海岸ができているように見える。しかし、人工干潟の海水は濁って底が見えない。
この会議からは、人工干潟や藻場の再生事業などの多くは中長期的に見ると失敗に終わっており、むしろ、これまであった干潟の回復を中心にするべきと意見が付されておりまして、有害な重金属を含有した鉄鋼スラグの利用についても、この会議からは強い懸念が示されています。 質問いたします。
例えば広島県尾道市の百島では、砂を持ってきて人工干潟をつくったんだけれども失敗した。十年、十五年ぐらいはよかったんですけれども、結局、上の砂が流されて泥の層がむき出しになってしまった。よそから持ってきても、結局長期的に見れば失敗する、こういう例もあるわけです。 今回、瀬戸内海環境基本計画では、沿岸域の環境の保全、再生、創出は、良好な環境を回復させる観点から努めるもの、こう明記されています。
どうも、大規模な埋立地造成事業のそばで、失われる干潟に代わる人工干潟の工事を行っている姿は港湾整備事業として本来のいい姿なのかどうか疑問に思うと、こういうことでございまして、廃棄物処理問題について御見解があればお伺いしたいと思います。
また、国土技術政策総合研究所や独立行政法人の港湾空港技術研究所におきまして、人工干潟の実験施設、これは大きな水槽に砂を入れて何年も何年も波を当ててどういうものができるかという、干潟の再現装置みたいなやつですけれども、そのようなものを用いまして、底生生物、底にすんでいる生物の生息状況の把握など、干潟の機能の解明について調査研究を進めております。
当時はごみ処分場を確保するという至上命題がありまして、当時の名古屋市長は早急にごみ処分場を確保しなければいけないということで、市内がごみであふれるとまで言っていたと思いますが、そのために人工干潟を造成する。
この地盤沈下をカバーするために人工干潟をつくろうではないか。さらには、将来の気候温暖化による海面上昇に対応するために、砂を入れて干潟を埋めようではないか。これは切りがないんですね。 もっとひどいのは、護岸をもっと立派にしなきゃいけない。しかし、余り高いと海が見えないし、市民のアクセスにも不自由するから、一メートルでも二メートルでも下げたい。
また、東京湾の三番瀬では、干潟と一体になっている浅場を人工干潟と称する新たな埋め立てを行おうとする動きが強まっております。本来干潟でなかった場所に人工干潟をつくろうということは、全く理に反した行為になるわけです。
現在渡来しているシギ・チドリ、もちろん年によって減ったりふえたりはあるかもしれませんけれども、しかし、どれくらいが飛んでくるだろう、干潟を埋め立てて人工干潟をつくったとして、どれくらいが予測できますでしょうか。
破壊するのが四十九、復元は」と呼ぶ)人工干潟で八ヘクタールということでございます。
そして、一方においては、干潟も人工的に残せるじゃないかという議論もあるんですが、環境省は一体こういう人工干潟、人工ビーチなどの考え方に対してどういう見解を持っているのか、簡潔にお願いします。
したがいまして、泡瀬地区で整備しようとしている人工ビーチや人工干潟につきましても、期待される役割を発揮するためには、専門家の意見も聞きながら、環境条件を詳細に調査検討するなど、事業者において相当な努力を要すると考えております。 人工ビーチ及び干潟をつくられる以上は、所期の役割が果たせるよう万全を期していただきたいと考えております。
人工干潟というのは、見てきましたけれども、やはり貧弱というか、これは干潟という形で呼吸をするのはなかなか今難しい状況です。沖縄の泡瀬の現地にわずかながら人工干潟がありますけれども、それを言っておきたいと思います。
それから、せっかくラムサール条約の指定に向けて鳥のカウントも始まっている中で、人工干潟で解決しようという皆さん方の考え方は、お隣の川田干潟を埋め立てた後の人工干潟の鳥の飛来ではっきりしているんです。海草藻場も移植できない、技術は未確立だということがはっきりしているんです。
それから、渡り鳥の問題でも、人工干潟をつくるという計画もありますが、その隣に人工干潟があるんですね。川田干潟を埋め立てた後に人工干潟をつくっているんですが、人工干潟でないころは渡り鳥が千八百羽いたのが、人工干潟に飛来してくるのは今では十三羽というような、極端に鳥にとっての環境の悪い場所になっているんです。
先ほどクビレミドロのお話をされたけれども、クビレミドロの問題についても、沖縄総合事務局のこのパンフレット、こんなきれいなパンフレットを出されていて、見れば、クビレミドロを一回どこかに移植して、人工干潟ができたら今度はクビレミドロをもとへ戻すんだ、それが十分できるんですよと、こういう写真まで入れて宣伝しているわけです、沖縄事務局は。
だから、私は、今度の水産基本法案でもそうですけれども、一方でこういう自然の藻場や干潟をつぶしながら、一方で人工干潟、藻場の造成という方向も打ち出されていて、一体これはどういうことなんだろうかと。研究者の話を聞いても、自然にまさるものはない、このように言われているわけです。
また、新たな人工干潟の造成を行うとともに、干潟と隣接して野鳥園の整備を行うなどの配慮もいたしております。 なお、人工干潟や野鳥園等の整備に際しては、専門家の指導、助言を得つつ進めてまいりたいと思っております。
そして、やむを得ず消滅する藻場及び干潟については、新たにそれにかわる人工干潟の造設や藻場の造成など環境に対する配慮、ちょうど反対側にクビレミドロ生育を図る干潟をまた八ヘクタールつくろうと、こういう計画も……
ここについても環境影響報告書がつくられて公告縦覧されているんですけれども、それによると、人工干潟の造成などの計画が実際にあって、藻場を移殖するというようなことがあるようなんです。
あるいは砂浜がなくなっちゃうときには、熱海なんかには立派な人工海浜が結構きれいにできていますし、また人工干潟なんかもおつくりになって、それはそれで天然のものより悪いという評価もあるんですが、ないよりはいいに決まっているわけです。 港湾をおつくりになるときに環境面でさまざまな工夫があると思うんですけれども、その辺を今後どうしていくのか、どんな対応がなされているのか、お考えをお聞きしたいと思います。
いずれも、アマモ場の移殖だとか人工干潟の造成が自然の藻場や干潟を埋め立てる免罪符となっているような、そんな思いがいたしました。 この問題は別の機会に質問したいと思っておりますけれども、いずれにいたしましても、瀬戸内審の答申では、適切な代償措置を検討することが必要としております。
それから、今の一般論としての人工干潟あるいは人工海浜の考え方でございますけれども、これは、確かに代償措置というのは環境保全措置の有効な一つではあるかもしれませんけれども、まず環境影響の回避、あるいはそれを最小限に努めるのが基本であるという認識でございます。
環境庁は、海洋の生態系に影響を与えるような埋め立ては必要最小限にするべきだということを常に主張してこられたわけでありますし、計画にある今の人工干潟を容認するものではないということを、環境庁の方は口々にそう主張をされていたわけでありますから、その辺、人工干潟というものの代償措置についての環境庁長官の御認識をここで改めて確認させていただきたいと思いますけれども、環境庁長官は、今環境庁の責任ある方々のそうした
この干潟の必要性という点につきましては、当時人工干潟等々も言われておったわけでありますけれども、その問題につきましても専門家の意見を聞きまして、どうしても失われた干潟というものは天然のものは返ってこないよというような結論をちょうだいいたしたところであります。 それ以降、運輸省におきましても愛知県におきましてもいろんな深い御理解をちょうだいいたしましてその方向性を見出すことができたわけであります。
大変今度は苦渋の選択であったけれども、ごみの処分場は代替地を見つけよう、環境保全に前向きに我々は対応するけれども、しかしもともと人工干潟は環境庁から言われて自分たちは議論をしてきたんだ、そうした環境庁からの知恵にもかかわらず、専門家の意見を聞いて、これは代償措置とはなり得ないという結論を出された、事前にそうしたことも知らされなかったしというような環境庁不信とも言えるような声が地元の市議会から上がっておりますし
先ほど人工干潟の問題が先生から指摘されましたけれども、たまたま私は伊勢湾台風のときに補修地域を見たわけであります。それがちょうど藤前の干潟の土をとって、そしてその補修に充てた場所がございました。その場所を見まして、これが昔土をとった藤前干潟かということを実感させられたわけでありまして、それから以降その干潟というものはもとに戻っていないということを感じました。
ただ、御指摘の藤前干潟の場合につきましては、環境庁としてまず代替案の検討が必要である旨を指摘してきたわけでございまして、代償措置としての人工干潟が必要というような指導をした事実はございません。
代償措置として人工干潟も検討されておりましたけれども、専門家の意見を聞きましても、干潟が消滅するとなかなか人工干潟では代償措置としての役目は果たしませんよというお話であったわけであります。そういうところに焦点を当てながら、地元の御協力をちょうだいしまして、あのような結果が生まれたわけであります。